ツアーナースという仕事

ツアーナースとは、修学旅行や林間学校に行くときに付き添いで同行する看護師を指します。アテンドナースや引率ナースとも呼ばれている仕事で、病院に勤めている看護師とはちょっと違うのが特徴です。
国内だけでなく海外にも行く事ができるので、世界中を飛び回る仕事と言えるでしょう。
(詳しくは<看護師も旅を仕事にしませんか?>をご覧ください。)

あらゆるイベントで活躍できる仕事で、急病人が出たときには迅速に対応をします。旅行に行くときにも付き添いを行うため、夏休みシーズンなどは最も需要のある仕事です。求人の数も多く注目を集めている仕事と言えます。給与は日給制を採用しているところが多く、宿泊か日帰りで日給が変化するようです。

ツアーナースはあくまで同行をするという形であるため、旅費などのお金がかかるということはありません。宿泊有りのツアーに同行する際は事前に研修がある場合もあります。
実際のツアー中には、24時間何が起きても常に行動できるようにしておく必要があると言えるでしょう。投薬の管理やツアー参加者の持病の把握も必要で、カルテ作成もします。高齢者が多いツアーであれば、バイタルチェックも仕事内容に追加されます。
基本的な看護スキルは必須で、ベテラン看護師ほど需要が高いと言えるでしょう。

日本旅行医学会は正しい知識を身につけ、旅行者の安全をサポートするための認定制度を設けています。セミナーに参加すれば単位取得できるため、参加しておいて損はありません。セミナーの内容には、ダイビングや高山病といった特殊な内容もあります。